【血界戦線】のネタバレ・実際に見た感想!
【血界戦線】1話「魔術街結社」
【血界戦線】1話「魔術街結社」【あらすじ】
異界と人界が交差する「ヘルサレムズ・ロッド」に来て日の浅い主人公レオナルド・ウォッチ(以降レオ)は、行きつけのダイナーでカメラを盗んだ音速猿を追う途中、超人結社ライブラに属するザップに人違いされ、偶然にもライブラのリーダー「クラウス・V・ラインヘルツ」と出会います。
「堕落王フェムト」の起こした魔人による攻撃で、クラウスにすべてを見通す「神々の義眼」の力を知られたレオは、妹ミシェイラの視力を犠牲に力を得たことを話します。
妹を救うことも出来ず、動けなかったことに「自分は卑怯者だ」と号泣するレオ。レオの能力が重要な鍵となることを気づいたクラウスは、レオの目的達成に力を貸すことを誓います。
「君は卑怯者ではない。光に向かって一歩でも進もうとしている限り、人間の魂が屈することは決してない」
クラウスに背を押され、ザップと共に事件のキーとなる音速猿を追い、音速猿の中に潜む魔人を召喚するゲートである「蚤」を処理し、フェムトが企んでいた魔人拡散という危機を救うのでした。
【血界戦線】1話「魔術街結社」【感想】
第一話で自分が好きなのは、まずAパートの最初で「ヘルサレムズ・ロッド」を走り抜けるレオのシーンです。
レオのモノローグとTVのインタビュー番組、軽快なBGMリズムと異界人と普通の人間が当たり前のように普通に生活している日常、不条理だけどそれが当たり前、そして活気のある命が息づいている街であること見せてくれます。ボンズさんは本当にモブキャラも手を抜きません。
そして次にうまく演出しているなと感じたのが、内藤先生のファンなら気づく、ゼラニウムの花です。色によって意味は異なるのですが、トライガンの中では語られるゼラニウムの花言葉は「決意」。
この花は半年前にレオの一家が訪れた境界都市の公園とライブラの事務所に出てきます。つまり、「神々の義眼」の未届け人として選択肢を与えられた時、動けないレオに反して、兄を守るため視力を奪えと叫んだミシェイラの決意、怪我をしながらも「君は卑怯者ではない」、「手始めに世界を救うのだ」というクラウスの言葉につき動かれ、新たな一歩を踏み出すことを決めたレオの決意。
ライブラの事務所の魔人のゲートに吹き飛ばされて床に転がっていますが、それでも折れない決意、覚悟を得たというレオの心を表現していると思います。
最後に映像的にグッと来たのはザップの「焔丸」、「大蛇薙」、「七獄」3連続の空間アクションです。建物が砕けるときに四角形に砕ける演出、ここぞという時に10B鉛筆で書きこんだようなカットイン、ボンズを代表する名アニメーター中村豊さん独特の描き方なので、ぜひ注目していただきたいです。
【血界戦線】2話「幻のゴーストワゴンを追え!!」
【血界戦線】2話「幻のゴーストワゴンを追え!!」【あらすじ】
ヘルサレムズ・ロッドに来てから1か月、ひょんなことから超人組織ライブラに所属することになったレオは、ピザ屋のバイトをザップに邪魔されながら、忙しい日々を過ごしていました。今日もザップに絡まれながら、ピザの配達をしている最中、幻術でクリーニングの振りをして、人間を真空パックにして運んでいる現場を目撃します。レオは犯人と目が合い、慌てて逃げ出します。
―が、犯人に追いつかれ、ザップは重傷を負い、レオは攫われ、神々の義眼を持っていることに気づかれてしまいます。
異界へ連れ去られる中、相手の視界を奪い、車を横転させるレオ。
自分の血をレオに繋いで後を追っていたザップは、その機を狙って血を点火し、チェインやクラウスにレオの位置を示し、追い付いたクラウスの「ブレングリード流血闘術111式 殲滅槍(クロイツヴェルニクトランツェ)」で敵は粉砕され、事件は無事解決します。
しかし結果は、レオ自身は満身創痍の上の入院、ザップに怒りをぶつけずにはいられないレオなのでした・・・。
そして、退院が近づいたある日に病院の敷地内にある墓地でレオは出会います。
自身を「幽霊」と名乗るホワイトという少女に。
【血界戦線】2話「幻のゴーストワゴンを追え!!」【感想】
2話はある意味、ザップ回といっても過言ではないと思います。
登場のお宝保護の透過光付きのゲス登場といい、レオに対するツンデレ警護といい、基本寝ているだけですが、さりげなく「斗流血法・カグツチ」の天才的な使い手として、やるときやるという姿勢を見せてくれるところが、ザップの魅力なのでしょう。
ただ、ラストのホワイトの登場で、全部持っていかれたような気がします。改めて見ると、彼女のセリフや無邪気さと闇が混在する表情は仮初の生に生きる彼女を強く印象付けていると思います。映像的にはザップの血による追跡シーンをデジタルデータでの演出やカーチェイスシーン、音楽ともとてもあっていて見応えがありました。
ところで、レオの大けがはザップのカグツチ、それともクラウスの111式のどっちだったのでしょう・・・。
【血界戦線】3話「世界と世界のゲーム」
【血界戦線】3話「世界と世界のゲーム」【あらすじ】
住んでいたアパートメントが観光名所兼高級ホテルになってしまうことにより、追い出されてしまったレオはライブラの事務所に仮住まいすることになります。
そんな中、血まみれで事務所に来たザップから、頸動脈を切っても死なない人間がいることを伝えられます。街では最近「エンジェルスケイル」という知覚の鋭敏化、筋力、回復力の増加など一時的な人体改造を可能にしてしまう合成麻薬が出回り、それが外部へ流出しているため、ライブラメンバーで調査を始めますが、確かな情報が得られないまま時が過ぎていきます。
クラウスは深い情報を得るため、ライブラの女ガンスリンガーK.Kと共に異界の権力者「ドン・アルルエル・エルカ・フルルシュ」の元へ訪れます。そこで人間のチェスのグランドマスターであるウルチェンコと出会います。クラウスはドンにウルチェンコとのゲームを止めるよう進言しますが、ある願いを持っているウルチェンコは勝負に挑みます。
しかし、残り2分で投了していまい、彼は人生を奪われそうになりますが、クラウスはウルチェンコの自由も勝利条件に含め、不眠不休で99時間の勝負に挑みます。生き絶え絶えで勝利し、ウルチェンコを救い、エンジェルスケイルの情報を得たクラウスの功績はK.K以外は誰も知ることはないのでした。
【血界戦線】3話「世界と世界のゲーム」【感想】
技の名前を叫んで戦うのが基本の血界戦線で、頭脳戦という静かな戦いの中でクラウス・V・ラインヘルツという主人公の姿を描いていると思います。
「全挫折を突き付けられても、生き方を変える理由にはならない」という彼のセリフは1話のセリフ同様重みがあります。加えてなぜそこまで頑に己の生き方を突き進めてしまうのか、原作の大半が未読のため、彼のルーツを読み直したくなりました。
余談ですが、今回登場した合成麻薬「エンジェルスケイル」、知覚の鋭敏、筋力、回復の増加と聞いて、一瞬、トライガンでミカエルの眼に属するウルフウッド達が投与された薬設定を持ってきました?―と、ちょっとテンションが上がりました。
まぁあちらは効果が絶大な分、副作用も半端ないのですが・・・。オリジナルのホワイト達のシーンは、当初彼らが出てくると原作のシーンが削られると文句もありましたが、改めてみると、いろいろ伏線が引いてあって、松本監督はうまく演出していると思いました。
【血界戦線】の動画配信情報
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