ネタバレ

【TVアニメ「ペルソナ5」】ネタバレ・見た感想!

【TVアニメ「ペルソナ5」】のネタバレ・実際に見た感想!

PERSONA5 the Animation 第1話「I am thou, thou art I

【ペルソナ5】第1話のあらすじ

パーティ会場でお宝を盗む怪盗団。しかし警察の待ち伏せで囚われてしまう。怪盗団の主犯として囚われてしまった雨宮蓮はこれまでの罪から厳しい尋問を受ける。そんな中これまで事件を追ってきた新島検事から質問を受ける。

――半年前ある事件に巻き込まれ「傷害罪」として保護観察となった雨宮蓮。身元引受人の佐倉惣治郎の営む喫茶店ルブランに居候することとなる。そんな中、転入先の秀尽学園へ向かう途中、謎の世界へ迷い込んでしまう。

【ペルソナ5】第1話の感想

何故簡単に雨宮蓮は自分の名前を警察に言ってしまったのか不思議です。他の怪盗団の仲間を守るためなのか

新島検事の「いつどこであの世界を知ったの?」「他人の心なんてどうやって盗むの?」というセリフから現実とは別の世界、目には見えない心という概念を冒頭の怪盗団としての活動から別の世界で盗む物語なのかなと予想しました。

冒頭でのトリックスターというのは意味はわかりませんが、これからのキーワードとなるのなかと思いました。

主人公の携帯に入っていた赤いアプリが別世界へ移動するための鍵なのでしょうか。

イゴールと名乗るベルベットルームの主も登場しましたが、ベルベットルームは雨宮蓮が登校前に迷い込んだ世界とは、また別の世界のような気がします。ベルベットルームが閉ざされているという印象を受けました。

担任のポケットからでた「ヴィクトリア」と書かれたチラシもどこかで担任の先生の物語が描かれる回があるのかなと予想できます。

街頭のディスプレイに久慈川りせのMVのようなものが流れていたので前作ペルソナ4の世界と同じか世界なのかもしれません。

予告状の事などから、最初の事件は迷い込んだ世界の先にいた秀尽高校の体育教師、鴨志田先生に関してのものだと予想できます。

冒頭のシーンから捕らえられた雨宮蓮が過去を回想していくということが全体的な物語の展開だと考えられますが、そのままでは捕まってしまいます。謎のチカラ(ペルソナシリーズですのでペルソナ?)を手に入れた雨宮蓮がこれからどのように未来に抗ってくれるのか楽しみです。

【ペルソナ5】の登場人物

雨宮蓮:主人公
佐倉 惣治郎:主人公の身元引受人。喫茶店ルブランの経営者。雨宮蓮を引き取ったことをなんとなく承諾したと言っているが、どこか優し気な雰囲気。
イゴール:ベルベットルームの主。夢と現実、精神と物質の間にある場所。近い将来雨宮蓮には破滅が待ち受けているに違いないとし、抗う術があると予告する。

PERSONA5 the Animation 第2話「Let's take back what's dear to you

【ペルソナ5】第2話のあらすじ

謎の世界パレスからなんとか帰還し、学校生活を送る雨宮蓮。しかし学校では雨宮蓮の噂が出回っており、周囲から孤立してしまう。そんな中、共にパレスへ行き、同じように鴨志田や他の教師から目を付けられた坂本竜司と出会う雨宮蓮。鴨志田へ因縁のある坂本竜司の思いに答え、再び共に鴨志田のパレスへ赴くとそこには囚われたモルガナが居た。パレスやシャドウ、ペルソナの情報を条件にモルガナを開放した雨宮蓮と坂本竜司は再びシャドウの鴨志田と出会う。反逆の気持ちからペルソナを得た坂本竜司であったが、状況の変化から一端引くことにした雨宮蓮と坂本竜司そしてモルガナ。現実世界へ戻った二人は改めて想いを共有するのであった。

【ペルソナ5】第2話の感想

第1話でエンドロールで流れていたOPが第2話では絵が付き、オシャレでかっこいい!と思いました。

学校では雨宮蓮の保護観察の話が噂として流れていましたが、坂本竜司によれば鴨志田の仕業ということになっていました。少しそこには疑問があります。担任も「私じゃないから」と言っていたように教師であれば知り得た情報なのかもしれません。雨宮蓮と鴨志田とで確執があったならわかりますが、転校初日からいきなり噂が流れているというのはちょっとおかしいと思います。別の誰かが噂を流したのでしょうか?

「イセカイナビ」もイゴールから授けられた力のようです。ベルベットルームは雨宮蓮のパレスなのかな?と思うところもありますが、モルガナの説明ではパレスは「現実のどす黒い欲望がパレスとして形となった」と言っていたのでイゴールという特殊な存在が作った空間ということなのかなとひとまず考えています。「お前は囚われの身、今のままでは破滅する運命からは逃れられぬ。もしそのナビを使いこなせれば…」というイゴールのセリフにあるようにイゴールは警察に捕まり、尋問を受けている今を現在として語っています。イセカイナビを使ってうまく過去を変えて見せろということなのでしょうか。

新しく登場したモルガナは可愛いです。マスコット的な存在かと思いきや戦闘もこなせる様子。しかし「あいつら使えそうだな」と去り際のモルガナのセリフが気になります。モルガナにも何か目的があるのでしょうか。しかしいろいろなことを教えてやるというモルガナでしたが情報はまだまだわからないことだらけです。次回以降に徐々に語られていくのだと思いますが、ちゃんと全部説明してよ!というのが本音です。

過去を共有し合い改めてよろしくと絆を深めた雨宮蓮と坂本竜司でしたが、雨宮蓮はまだ坂本竜司のことを「坂本」と呼んでいました。もう少し友情の深まるような展開がこの後あるのかなとあのセリフを聞いて感じました。雨宮蓮の話をした?回想も女の人を助けるために飛び込んだが女の人は男の脅迫や復讐を怖れ、雨宮蓮の行動は自分とは関係ないとしたということなのでしょうか?セリフがついていないためどうして保護観察となったのかしっかりとした事情が呑み込めないなと説明不足を感じました。エンディング後に登場した高校生探偵明智の存在も気になります。電車の事故等、雨宮蓮達が巻き込まれている事件とは別に何かの事件が起こっていると予想しています。

PERSONA5 the Animation 第3話「A beautiful rose has thorns!

【ペルソナ5】第3話のあらすじ

学校生活では体育祭が行われる中、鴨志田について聞き込みを始める雨宮蓮と坂本竜司。しかしその活動空しく、鴨志田の体罰の確証は得られないのだった。現実世界にきたモルガナは黒猫の姿でリスクはあるが鴨志田を改心させられる方法があるという。そんな中、親友の鈴井志帆の為と鴨志田から呼び出しを受け、思い悩む高巻杏。それぞれの迷いから鴨志田へ行動を起こせないでいるうちに事件が起きてしまう。それを機に雨宮蓮と坂本竜司はモルガナへ鴨志田を改心させる方法を聞き、再びパレスへと赴く。無事にお宝の位置を見つけることができたが二人に着いてきてしまっていた高巻杏が鴨志田のシャドウに捕らえられてしまった。鈴井志帆の事件が起こったのはお前のせいだと囁く鴨志田のシャドウに心を折られそうになる高巻杏であったが、雨宮蓮の呼びかけに立ち上がる。そんな高巻杏はペルソナを獲得し、危機的状況から脱出するも鴨志田のシャドウには逃げられてしまう。目的を同じとした4人は心の怪盗団として鴨志田へ予告状を出すのであった。

【ペルソナ5】第3話の感想

ゲームが原作だからかやはり主人公である雨宮蓮の主体性があまり見られないなと思いました。寡黙で落ち着いているという性格だとしても、自ら目的を持って行動しているというよりは坂本竜司に引っ張られているという印象を受けました。もちろん正義感が強いというエピソードや周りがよく見えていたり、重要な場面には必ずいるというものは主人公の要素だと思います。それでももっと自分から行動している描写が欲しいなと思います。

現実世界でのモルガナが可愛いです。モルガナの言う改心に伴うリスクというのには納得してしまいました。もし他の欲望、例えば食欲や睡眠欲なんかもなくなってしまえばたちまち健康に害を与えます。パレスを消すということでどこまでの欲望が消えてしまうのかモルガナにもわからないということなのかなと捉えました。

体育教官室での鴨志田とのやり取りのシーンですが、やはり鴨志田は歪みきっているなと感じました。自分の生徒があんなことになったにも関わらず尚も取り続ける高慢な態度は絶対悪です。しかしどうして鴨志田はあんなにも歪んでしまったのか、その理由も気になります。

鴨志田のシャドウに高巻杏が捕まってしまったシーンでの雨宮蓮のいい声で「どうも、雨宮です」は笑ってしまいました。ペルソナを獲得するシーンはやっぱり痛そうです。それくらいのことを乗り越えているという演出のひとつなのかなと思いました。戦闘シーンは少し物足りないような気もしますが、カットイン演出はペルソナ独特の雰囲気がでていてかっこいいと素直に思います。予告状を出すことでモルガナの言っていたお宝が具現化するのかなと予想しています。盗むぞと言われて心当たりがあればそのお宝を思い浮かべてしまうということなのかなと解釈しています。エンディングで一部次回予告を含んでいる演出も面白いなと感じました。

PERSONA5 the Animation 第4話「Steal it, if you can

【ペルソナ5】第4話のあらすじ

予告状を秀尽学園の掲示板に張り出し、鴨志田へパレスに眠るお宝が狙われていると強く意識させることに成功した心の怪盗団。モルガナに予告状のタイムリミットは約一日、明日の朝までと告げられたメンバーは、それぞれに真夜中に学校の正門前に集合として準備を整えることに―――。再集合した雨宮蓮、坂本竜司、高巻杏、モルガナはそれぞれコードネームを決め、鴨志田のパレスへと乗り込む。予告状の効果で警戒度が増したパレスの城で数々の罠を乗り越え、遂にお宝へとたどり着く怪盗団だが、そこには鴨志田のシャドウの姿があった。歪んだ欲望に取りつかれた悪魔へ姿が変貌した鴨志田の攻撃に危機へと陥ってしまう怪盗団だが、機転を利かせ無事に鴨志田のシャドウを倒すことに成功する。姿の戻った鴨志田のシャドウへとどめを刺すことはせず、罪を償うようにと現実の本人へ返した心の怪盗団だったが、シャドウの消滅と同時にパレスが崩壊し、お宝を回収し無事パレスから脱出する。それから数日の後、音信不通となっていた鴨志田が秀尽学園の全校集会に突然現れ、自信の罪を告白し償うことを口にする。鴨志田の改心に成功したことは周囲の生徒や教員にも伝わり、心の怪盗団が認知されることとなるのだった。

【ペルソナ5】第4話の感想

予告状のデザインはかっこいいなと素直に思っていましたが、文面が雨宮蓮でもノーコメントな内容で、抜けている部分があっていいなと少し笑ってしまいました。坂本竜司が作っている設定ですからね。文章はアレですが、デザインセンスはすごいなと思ってしまいます。

OPの映像が少し変化がありました。これから回を重ねる毎にOPも変化していくのでしょうか。EDの次回予告など最初から最後まで楽しませる工夫があるなと感じました。

予想していた通り、パレスのお宝は「予告状」がキーアイテムだったようです。モルガナが「お宝は狙われていると強く意識させることで実態化する」と説明してくれたように本人へ意識させることが大切なようです。またパレスは認知の世界という事でエアガン等のおもちゃも武器だと思えばそれは本物に変わるとのこと。段々とパレスの仕組みがわかるようになり、回を増すごとに現実とパレスとで発見があるところが面白いなと思いました。

雨宮蓮が居候している佐倉惣治郎が営む喫茶店ルブランにて医者風の武見妙と出会い、薬を渡されていました。これはたぶん治験のバイト?ということだと思うようにしています。パレスへ乗り込む前に、「失敗は許されない」と口にしたモルガナですが、失敗したらどうなるのでしょうか?警戒度があがり簡単にお宝を具現化できなくなるということなのかもしれないなと考えています。

パレスへ忍び込んだ怪盗団ですが、モルガナのお宝を前にした反応がかわいいです。モルガナはやっぱりマスコット的にもばっちりかなと思います。鴨志田との戦闘中に危機へ陥り一時意識が飛んでしまった雨宮蓮が、ベルベットルームへ飛ばされイゴールから力を貸されるというシーンがありましたが、ゲームシステム的なペルソナの合成もアニメーションとして再現しているのかなと思いました。ベルベットルームが監獄という世界だけに断頭台の演出はイメージによく合っていました。

無事に鴨志田を改心させることに成功した心の怪盗団ですが、周囲から予告状と鴨志田の告白という結果を通してこの回で認知されるようになったのだとわかりました。またモルガナの「シャドウが消える前に現実の本人へ返せば廃人化は防げる」というセリフがその通りならば、廃人化のリスクを避けることができるということはもちろんですが、今後「次」があるという事がわかりました。怪盗団としてターゲットを転々とし悪人を改心させていく物語の展開を示唆していたセリフでもあるのかなと予想しています。

モルガナが佐倉惣治郎に見つかってしまったシーンも少しクスリとしてしまいました。あんなダンディーな声で「残り物があったはずだ、待ってろ」と寛容なところを見せられてはメインキャラクターではないものの、佐倉惣治郎というキャラクターも魅力的だなと感じました。

ラストシーンでの怪盗団へ高校生探偵の明智が語りかけているシーンも気になります。雨宮蓮が囚われている「今」でも鴨志田を改心させた「過去」でもない別の時間軸からの視点という気がします。

PERSONA5 the Animation 第5話「The Phantoms

【ペルソナ5】第5話のあらすじ

無事に鴨志田を改心させたということで雨宮蓮、坂本竜司、高巻杏そしてモルガナは人気のあるホテルのビュッフェで打ち上げをすることにした。鴨志田のパレスから盗み出したお宝は現実世界に戻ると金メダルへと変化した。モルガナが言うには「鴨志田にとっては金メダルが王冠ぐらいの価値だった」とのこと。エアガンを買ったプラモ屋で3万円で引き取ってもらい、それを今回の報酬として使ってしまうことにしたのだった。ホテル内で大人達の態度に疑問を持ち始め、坂本竜司からの提案でこれからも身勝手な大人達を改心させていこうと心の怪盗団を続けていくことにしたのだった。リーダーは雨宮蓮、怪盗団の名前は『ザ・ファントム』として―――。

学園生活では三島由輝が『怪盗お願いチャンネル』というサイトを立ち上げ、そこには怪盗団を応援する声と様々な依頼が集まっていた。「元カレがストーカー化して困っている」という事件を最初の依頼としてザ・ファントムのメンバーは大衆のパレスの集合体『メメントス』へ赴く。犯人である中野原のファントムを現実の本人の元へ戻すことに成功したが、中野原のシャドウの「俺よりも悪いやつはいくらでもいるだろう」という言葉と斑目という人物の名前がザ・ファントムのメンバー達の耳に残るのであった。高巻杏は最近自分もつけられているとメンバーに告白し、ザ・ファントムのメンバーは探偵である明智吾郎がつけているのではないかと推測するも、高巻杏の後をつけていたのは全く別の人物であった。

【ペルソナ5】第5話の感想

第5話は意外に重要な情報が多かった回なのではないのかなと印象を受けました。

冒頭での情熱帝国のロケで明智吾郎に秀尽学園の生徒が怪盗の噂を告げてしまうシーンやルブランでお店の手伝いをしているところに来店し探偵には事件や怪盗などのライバルが居なければ探偵として成り立たないといった探偵哲学を披露し、明智吾郎を意図的に意識させるようなミスリードともとれる演出が目立ちました。高巻杏の後をつけられている人物へのミスリードとしてだけでなく、今後明智吾郎を怪盗の敵として意識させているようにしているのではと考えられます。逆に深読みしたくなり、明智が怪盗団ザ・ファントムのメンバーになるなんてことも予想しています。

また今回は議員の獅童正義、中野原が口にした斑目という人物や捜査に本腰を入れ始める新島冴、校長から怪盗を探るように言われた生徒会長の新島真、怪盗の正体に感づいている三島由輝の存在等これからザ・ファントムの障害となるような重要な人物達の伏線が並べられたように思います。新島真はパッと見ただけだと新任の教職員だと思っていましたが、公式サイトのキャラクターから秀尽学園の3年生で生徒会長だとわかりました。少しびっくりです。

怪盗を続けることにした時の雨宮蓮の「皆と一緒なら」というセリフは友人や仲間達と何かを一緒になって取り組む絆のようなものを意識させられ素直にいいなと感じました。

「メメントス」というパレスの集合体の紹介もされました。モルガナ曰く、単独のパレスを持っているものは欲望が並外れて大きな人だけとのことで、鴨志田は特例のような存在だったという事だと思います。そしてパレスで明かされたモルガナの変身にも笑ってしまいました。毎回モルガナには目が離せませんね。一人称も吾輩ですし、あとはお腹に大きなポケットでもついていれば大衆の猫へのイメージを網羅できると思うのですが、さすがにアウトなのでしょうか?モルガナには記憶がなく、自分が誰なのか、なんでこんな姿なのかわからないとのことでしたが単に『吾輩は猫である』の冒頭をなぞっているのか、伏線なのか、どちらなのかなと考えてしまいました。結局のところ両方なのかなと思っています。

やはり雨宮蓮が武見妙から薬をもらっているのは治験のバイトとしてだそうです。戦闘等もありますし定期的に医者へ診てもらうと言うのは医学的なバックアップがあるということという考え方もできます。やはりペルソナという力を使い異世界で怪盗の活動をしているのですが、外部のバックアップも必要だと思います。そんなところを補っているシーンなのかなと捉えられました。

「前にどこかであったかな」と雨宮蓮に向けられるセリフが気になります。過去を振り返っている物語の展開ですが、もしかしたら2周目なのではと深読みしてしまいます。

PERSONA5 the Animation 第6話「Our next target is…

【ペルソナ5】第6話のあらすじ

高巻杏の後をつけていたのは斑目一流斎の弟子、喜多川祐介と名乗る人物だった。高巻杏の魅力に惹かれ是非絵のモデルになってほしいと喜多川祐介から頼まれる。喜多川祐介からもらった斑目一流斎の個展へ行くことにした雨宮蓮、坂本竜司、高巻杏とモルガナは斑目のインタビューでの印象や作品に実際に触れることとなる。インタビューでの「あばら屋」というワードから心当たりのあった雨宮蓮は怪盗お願いチャンネルに依頼されていた斑目に関する情報をメンバーと共有する。実際にあばら屋へ訪れたザ・ファントムのメンバーはネットでの斑目の噂「作品が盗作であり弟子を虐待している」ということを喜多川祐介本人に否定されてしまい、また斑目本人がその噂を聞きつけてやってきた雨宮蓮達への真摯な対応を見せ、そんな事から坂本竜司と高巻杏はデマだったのではないかと思い始めた。しかしそんな時「イセカイナビ」が反応する。「美術館」というワードで導かれた斑目のパレスはあばら屋の質素な様子とは裏腹に異様な姿であった。パレスに忍び込み斑目のシャドウから真実を聞き、再び現実世界で喜多川祐介に斑目の所業を確かめようとするも喜多川祐介は頑なに否定したのだった。喜多川祐介の頑なさに戸惑いつつも手詰まりかのように思えたメンバーの元へある情報が舞い込む。元斑目の弟子であった中野原から斑目の真実、そして喜多川祐介の本音を聞くことができたメンバーはザ・ファントムの次のターゲットを斑目一流斎と定めるのだった。しかしあばら屋では一人『小百合』を見て苦悩する喜多川祐介の姿があった―――。

【ペルソナ5】第6話の感想

第6話ではまずOPが髪が揺れるようになっていました。少しでも変化を見つけられるのも楽しみの一つです。また何度も見ているうちにジョーカーとして雨宮蓮が電車の中で立っているシーンはかっこいいと思いました。

校長から怪盗団について調べるように言われている新島真がザ・ファントムのメンバーに直接接触してきました。モルガナはあいつは相当キレそうだと注意を促していたので新島真の動向にも見逃さないように注意しようと思います。または新島真自信も何か悩みを抱えて動いているのでしょうか?またあまり物語には関係ありませんが、学校の屋上が生徒に自由に解放されているというのはアニメではありがちですがいいなと羨ましく思います。

喜多川祐介の高巻杏に接するときと雨宮蓮、坂本竜司との温度差には笑ってしまいました。

斑目が盗作や虐待を行っている事実がネットの噂やパレスでの斑目のシャドウから証言を得たとしても簡単に改心させようと動けることではないと今回の件でわかりました。パレスを持つほどの大きな歪んだ欲望を持つものが居たとしても被害者が被害を訴えでなければ動くことはできないということでしょうか。改心させるというのは視聴しているこちらが思っている以上に慎重なことのようです。パレスの中で弟子の肖像画が無数にありましたが、中野原の顔はどうして塗りつぶされていないのか疑問に思いました。中野原の話から中野原は過去に斑目の弟子ではあったが斑目に盗作されるような作品は残せなかったのかもしれません。または喜多川祐介の顔も塗りつぶされていなかったので才能が枯れきるまで使われていないということなのかなと考えています。次回で強固な姿勢から抜け出し喜多川祐介にも反逆の仮面をはがして欲しいと思っています。

PERSONA5 the Animation 第7話「He is my other self

【ペルソナ5】第7話のあらすじ

斑目一流斎のパレスに忍び込むザ・ファントムのメンバー。予告状を出す前からパレスの警戒度が高く、各所に侵入を阻むセンサーが設置されていた。センサーの解除ぐらいはできると思っていたが、どこを調べても収穫はなく、モルガナの提案により一旦斑目のパレスから退避し、作戦を立てることにした。以前あばら屋を探索した際にパレスに有った扉と同じ模様の部屋を確認していたモルガナ。しかし現実のあばら屋にある扉は固く施錠されているのであった。作戦の内容はジョーカーとスカルはパレス内で待機。高巻杏が喜多川祐介のモデルを引き受ける事で時間を稼ぎ、モルガナが扉の鍵を開け斑目自信に「扉が開いた」認知させるというもの。しかしあばら屋を訪れたとき斑目自信は留守で、喜多川祐介曰くもうすぐ帰るとのこと。時間稼ぎに限界を感じ始めた高巻杏だったが、扉の開錠と同時に斑目が帰宅。斑目に詰問される前に喜多川祐介を連れて扉の空いた部屋の中へ退避する高巻杏だった。部屋の中にはたくさんの小百合の絵があった。そのことに衝撃を受ける喜多川祐介。これは模写だと言葉巧みに言い訳をする斑目であったが、部屋の奥に本物の小百合が見つかってしまう。本物の小百合さえも模写だと言い張る斑目であったが、喜多川祐介はそれが嘘だと気づき、ようやく本当のことを話すように斑目に問う。しかし斑目は喜多川祐介の話にとりあわず警備会社に通報し喜多川祐介さえも警察に着き出そうとする。そんなピンチから一時逃げイセカイナビを起動したパレスへと移動する高巻杏とモルガナ、そして喜多川祐介だった。

扉の開錠と当時にパレス内のセキュリティーが解除され、パレスの更に深部へと侵入していたジョーカーとスカルだったが、パレス内はまるで迷宮のような作りとなっていた。迷いながらもある部屋に辿り着いたジョーカーとスカルだったが、そこで高巻杏達と無事合流するが、斑目のシャドウに見つかってしまう。斑目のシャドウから真実を聞かされる喜多川祐介は衝撃を受ける。自分の置かれている状況に混乱し戸惑う喜多川祐介は斑目に捕まってしまう。これまで喜多川祐介を養ってきたのは「身寄りのないお前をただの善意で引き取ったとでも思っておったのか?その才能を吸い上げ、摘み取り、家畜のごとく飼い殺す為に決まっておろうが」と本音を語る斑目のシャドウ。そんな筈はないと長い間自分に言い聞かせていた喜多川祐介であったが、斑目の本音を聞き「貴様を絶対に許さない」と決意を言葉にすると喜多川祐介もペルソナに目覚める。しかしペルソナに目覚めたばかりの喜多川祐介は自分に反逆したことにより消耗しており斑目のシャドウには逃げられてしまう。心の怪盗団の「改心」という目的を聞かされ、自信の過去を語る喜多川祐介。これからどうする?という問いにわからないと答える喜多川祐介であったが、もう決まっているんじゃないのかと問われ、ザ・ファントムの一員に加わることを志願する。新たな仲間フォックスを迎え、斑目を改心させようと決意するザ・ファントムであった。

【ペルソナ5】第7話の感想

雨宮蓮、坂本竜司、高巻杏とモルガナ

部屋の開錠と同時にパレス内ではセキュリティーが解けるのを待機していたジョーカーとスカルが確認し、パレスの更に深部へと侵入するのだが、まるで迷路のようで一向にお宝の在処へたどり着くことはできないでいた。

たくさんの小百合の絵が見つかり、これは模写だと言葉巧みに言い訳をする斑目であったが部屋の奥に隠されていた本物の小百合も見つかってしまう。

本物の小百合さえも模写だと言い張る斑目であったが、喜多川祐介はこれが嘘だと気づき、斑目に本当の事を話して欲しいと言い始める。しかしそんな喜多川祐介の主張にはとりあわず、斑目は警備会社に通報し喜多川祐介さえも着き出そうとするのだった。その場から逃げるために部屋を飛び出した高巻杏と喜多川祐介。高巻杏の機転によりイセカイナビを軌道するとジョーカー達の元へ高巻杏、モルガナそして喜多川祐介が落とされるように移動し、舞台は斑目のパレス内へ移動する。

喜多川祐介のモデルを引き受けることにした高巻杏でしたが、服をちょっと着込みすぎではと視聴側も突っ込んでしまいたくなりました。高巻杏のとった苦し紛れの厚着もそうですが、セリフの棒読みなどから時間稼ぎの苦しさが伝わってきました。

斑目のあばら屋をはる記者との出会いも今後に繋がるどこかの伏線なのではと考えました。本人は斑目のスクープを狙っていたようですが、今後ターゲットとする大物の情報をもらうなんて展開を予想しています。

現実世界の斑目の通報から逃げ、パレス内部で落下したときに高巻杏を受け止める喜多川祐介は短いシーンでしたが、グッジョブと思いました。斑目のシャドウの姿はあるお笑い芸人の有名な殿様を連想してしまいますね。

喜多川祐介がペルソナに目覚めてからのフォックスとしての姿が、狐の面とゴエモンというペルソナ名に怪盗をうまくなぞっているなと思いました。正確には石川五右衛門は怪盗ではなく江戸時代の大泥棒ですが…。モルガナの細かいこと気にすんなというセリフが節々に刺さります。

喜多川祐介の語った過去は母も斑目に世話になっていたという話が含まれていました。異常なこだわりを見せる喜多川祐介と弟子の作品を倒錯する斑目、そして喜多川祐介の母も弟子の一人であったとヒントを与えられれば、小百合の作者は実は喜多川祐介の母なのでは?という予想も思いつきます。

パレスからベルベットルームへ移動したラストシーンですが、雨宮蓮も言うように力を与えられイゴールに何かをさせられているということなのでしょうか。現時点で考えられるとするとイゴールの目的は大きな歪んだ欲望の消去。しかし一度はたどり着けず警察に捕まってしまった雨宮蓮にたどり着けなかった大きな欲望へ向かわせるためにやり直しの機会を与えているのではと考えています。直接世界へ干渉はできないというようなルールもイゴールは持っているのかもしれません。

PERSONA5 the Animation 第8話「Put an end to all this and use your own artwork for once.

【ペルソナ5】第8話のあらすじ

斑目一流斎の個展が開かれる中、心の怪盗団から予告状が届く。自分の宝を怪盗団が盗もうとしていると認知した斑目は自信のパレスにも影響を及ぼし、お宝が具現化する。ザ・ファントムは荷物搬入用のワイヤーフックを用いた作戦で巨大な警報装置で守られたお宝を華麗に盗み出してみせた。しかしそれは偽物で後を追ってきたシャドウ斑目によって真のお宝が明かされる。斑目のお宝とは本物の「サユリ」であった。「サユリ」とは自分の母親の作品だと気づくフォックスにシャドウ斑目はそのサユリを塗りつぶした事や体の弱い弟子への仕打ちを暴露する。欲望が膨れ上がり姿を変えたシャドウ斑目は「塗りつぶす」ことへの認知の力により他人を支配できると思い込み能力にまで「塗りつぶす」効果があった。シャドウ斑目の攻撃に当たると体に力が入らなくなり、ザ・ファントムのメンバーの攻撃はシャドウ斑目には通じず、危機へ陥るメンバー達だった。しかしパレス内でシャドウ斑目の使うものと同じインクを発見しザ・ファントムはシャドウ斑目を塗りつぶすことで撃退する。元の姿に戻った斑目は命乞いをするが、フォックスに「有終の美くらいは自分の作品で飾れ」と現実の自分へ戻り自らの罪を告白するように言われるのであった。現実世界では斑目が自分のこれまでの罪を突然告白したという記者会見の様子がニュースで流れ、心の怪盗団はより多くの人へ認知されるのであった。斑目の失墜により住む場所を失った北川祐介は雨宮蓮と共に佐倉惣治郎の元へ居候することとなり、ザ・ファントムのメンバーは改心記念パーティーを開く。お互いの過去を共有し絆を深めたメンバー達は自分達ならば誰にも気づかれずに悪事を正し世間の目を覚ますことができると決意を新たにする。一夜明けて、昨日の仲間達と話をしたことで北川祐介は自分には人と触れ合って生きる経験が必要だと気づき学生寮へ入ることにする。そして佐倉惣治郎に一つだけお願いし「サユリ」を喫茶店「ルブラン」で飾ってもらうのであった。

【ペルソナ5】第8話の感想

第8話では予告状の文面が坂本竜司が手掛けたものと違い喜多川祐介が作ったので改善されていていました。仲間が加わることでそんな変化が現れることに凝っているなと感じました。

パレスからお宝を盗み出す作戦はゲームセンターのUFOキャッチャーを連想させられました。モルガナキャッチャーといったところでしょうか。

今回は戦闘でのカットイン演出がなく、見られなかったのが残念です。ジョーカーの使うペルソナが変化していたところにも気づきました。また今回はパレスからお宝を盗む描写がなく、その後も作中で時間はかかったけど北川祐介の元に戻ってきたと高巻杏が言っていたので盗難届を出し、正式な手順に乗っ取ってサユリを回収したのだと考えています。

マスコミから報道されたことはザ・ファントムの認知を大きく上げることに成功した半面作中のニュースでも報じられていたように警察にも追われることとなります。

北川祐介にとって斑目を改心させたことは全てが良かった事に繋がる訳ではないと思います。学生であるのにもかかわらず、家がなくなり自分の責任でもありますが手持ちの全財産を和菓子に使ってしまいました。お金という問題がアニメの中にも広がり、ある意味リアリティを掻きたてられたような気がします。

改心記念パーティでモルガナも鍋を食べていましたが猫なのに大丈夫なのでしょうか?

佐倉惣治郎の「友達ねぇ…」という言葉の後は何が続いたのか気になります。

過去を語り合うシーンでは特に坂本竜司は母親想いな性格なのだと印象に残りました。皆の事を昔から知っている気がするという高巻杏のセリフはやはり二周目を示唆しているのでしょうか。

今回はエンディングが特殊なものへと変わっていて雰囲気にもよく合っていたと思います。

PERSONA5 the Animation 第9話「Operation maid watch

【ペルソナ5】第9話のあらすじ

心の怪盗団は実在すると信じる声は若者を中心にSNSで増えつつあるとニュースで報道される。ザ・ファントムのメンバー達は今日もメメントスを探索する日々を過ごしていた。

早く次のターゲットを決めようと怪盗団の活動を進めようとする坂本竜司だったが、「焦りは禁物だ」とモルガナに注意されてしまう。「報道などにより警察も動きを見せ始めている

これまで以上に慎重にならなければいけない。そして勉学にも支障をきたさないように」とモルガナに注意を受けてしまうのだった。

学校生活では相変わらず周囲から浮いている雨宮蓮。しかしそんな中でも親しくなった友人がいた。その一人である坂本竜司から家のポストに入っていたというあるチラシを雨宮蓮は渡される。チラシには家事代行サービス「ヴィクトリア」かわいいメイドがあなたの為に掃除・洗濯・炊事、何でも致しますという文章が載っていた。息抜きも必要だと主張する坂本竜司は雨宮蓮に試しに呼んでみようと誘う。あまり乗り気ではなかった雨宮蓮だったが会話を聞いていた三島も加わり、「メイドルッキンパーティー」を開催するのだった。

電話をかけ、インターホンがなり、メイドが派遣されてくると、坂本竜司と三島は怖気づき、雨宮蓮にその場を任せ逃げてしまうのだった。派遣されてきたメイドはベッキーと名乗り、その姿・声が秀尽学園のクラスの担任の川上貞与に似ており、雨宮蓮必死に高校生だと気づかれないように振舞い、「一時のパパです。」という苦しい嘘をつくのであった。そんな嘘は簡単に見破られてしまうが、やはりベッキーは担任の川上だった。

昨日の事は悪かったと坂本竜司は次に体力づくりに雨宮蓮を誘う。そこへ元陸上部のメンバーが坂本竜司に声を掛けられ陸上部が復活することを知る。そのことにどこか複雑そうな坂本竜司を気に掛けた雨宮蓮は再びベッキーを呼び、坂本竜司の経緯を尋ねる。坂本竜司の鴨志田への反抗は自分の膝を壊されたことではなく、母親を侮辱されたからであり、それまでは陸上部の仲間の為に我慢していたと考える雨宮蓮。そう考えてみると、坂本竜司はいつも自分の為じゃなく、人の為に手を上げたり、じっと我慢していたのだということに川上は気づくことができた。そして雨宮蓮は陸上部の次の顧問が鴨志田と一番親しかったが陸上には素人である山内教諭であることを川上から教えてもらう。

教員達は鴨志田の起こした事件から名誉挽回するの策を考えていた。鴨志田のしごきに耐えてきた生徒達が新顧問の元で復活を遂げるという大衆が喜びそうなエピソードを作る為に陸上部は利用されようとしているのだった。そんなことを企む教員からの根回しにより、陸上部の部員達が揉めたていたところへ坂本竜司は仲裁に入る。そして新しい陸上部を応援する姿勢を見せるのだった。そんな束の間のような学校生活を過ごす雨宮蓮達だったが季節はもうすぐ6月になろうとしていた。

【ペルソナ5】第9話の感想

今回は日常パートというものだったのでしょうか。パレスやペルソナ、事件や怪盗等といったペルソナ5に欠かせない内容がほとんど絡まない回だったと思います。正直なところ、視聴し楽しむだけならばこういった回もメンバー達の仲が深まっていく過程を見る事ができるのでとても良いと思いますが、感想を問われると少し困ってしまいます。

待ち合わせ時に三島が立ち読みしていたメジエドに関する雑誌が気になりました。「メジエド」という言葉はこれまでにはでてきておらず、表紙にはメンバーに独占インタビューやエジエドが世界を征服するまでのカウントダウン等が書かれており表紙もどこかオカルトチックなデザインです。ミュージシャンなどのアーティストかなと思っているのですが、それを参考に怪盗お願いチャンネルを作ると言っていた三島はザ・ファントムをそんな風に操ろうとしているということなのかなと少し深読みしてしまいました。

お話の落ちとしてベッキーにメメントスで得た洗濯物を洗わせるというのにも笑ってしまいましたが、ベッキーの「もう六月ね」というセリフが時間の経過を現しているように捉えられ次の事件が起こる事を予想させられました。そこからのCパートでの次の事件の伏線なのでしょうか。

PERSONA5 the Animation 第10話「Operation maid watch

【ペルソナ5】第10話のあらすじ

季節は梅雨。新島真に後をつけられる雨宮蓮。しかし困っている人を放っておくことができず尾行に専念することのできない新島真だった。

社会科見学でテレビ局へ行くことになり、明智吾郎の番組収録を見ることとなる。明智吾郎は斑目画伯のスキャンダルに探偵として今気になっていると答え、正義の怪盗をただ否定することはなかった。しかし他人の心を操る怪盗がいるとしたら法で裁かれるべきだと主張し、他の犯罪へ関与している可能性を示唆する。テレビ局のスタジオで解散となった雨宮蓮、坂本竜司、高巻杏そしてモルガナは廊下で明智吾郎と出会う。

秀尽学園で新島真は校長に心の怪盗の調査の進捗状況を聞かれ、君には期待していると言われてしまう。明智吾郎の言葉で怪盗の活動をこのまま続けていいのかと迷いを抱く高巻杏であったが、新島真とのやり取りで怪盗の活動は正義だとして、これからも活動を続けていくことを言葉にし決意する。しかしその会話を新島真に録音されてしまっていたのであった。その録音したデータを取引に、新島真はある犯罪グループのボスを改心させて欲しいと依頼をする。そして正義を証明してくれればデータは破棄するという。犯罪グループの活動の中心は渋谷、裏通りをふらつく学生に声を掛け後で脅迫のネタにするためにバイトと称して運び屋をさせるという手口をとると説明する新島真。偶然にも雨宮蓮と新島真は声を掛けられるが、新島真の生真面目そうな対応に「なんか君ら面倒くせぇ、他あたるわ」と逃げられてしまうのだった。手がかりがつかめず一度集まることにしたザ・ファントムのメンバー達は犯罪グループの慎重さを認識する。パレスがあるかもしれないというモルガナの言葉から組織のボスをターゲット候補とする。ボスの名前を調べるために以前名刺をもらった記者、大宅一子と連絡をとる。大宅一子に夜の新宿のとあるバーに呼び出された雨宮蓮。雨宮蓮は渋谷の犯罪グループのボスの名前を教える変わりに鴨志田の被害者だった人を独占取材に協力することにした。大宅一子から金城潤矢というグループのボスと思われる男の名前を教えてもらい、次は金城潤矢がパレスのイメージをどこを何と思っているか探ることになる。金城のパレスは渋谷全体を覆うほどの大きさの銀行だった。そしてその銀行は街の上空に位置していたのであった。

【ペルソナ5】第10話の感想

テレビ局の社会見学でスタジオの収録を手伝うシーンでは雨宮蓮がしっかりと仕事をこなしており、そんなところがクスリとしてしまいました。

「今話題のあの子じゃん、ほら将棋の」と三島が番組の収録にでていた女の子のことを坂本竜司に教えていましたが、名前を教えてくれることはなく、今後の事件に関わる誰かなのかなと考えてしまいました。

渋谷を歩き回るも手掛かりがなく一度集合するシーンでの下手なカラオケがリアルに感じました。隣から響く下手な歌声程気になってしまいます。カラオケボックスから出るときに「もったいない」と飲み物を飲み干す喜多川祐介の姿や夜の新宿には電車賃がなくていけないとやはりお金の問題に直面しているようです。心の改心も立派な行いですが、バイトをしたほうがいいのではとも思ってしまいます。

新島真のイメージがこれまで万能タイプという勝手なものを持っていましたが、今回雨宮蓮達と関わりはじめ、真面目すぎて融通の利かないタイプなのではと思うようになりました。校長からの心の怪盗の調査に素直に従う姿や学生をターゲットとする犯罪グループの活動内容を知っていたこと、またそのグループから声を掛けられた際の対応がビジネスのような対応で相手を逃がしてしまったことなどからそう思いました。そんな新島真が活動する根拠はなんなのでしょうか。自分の為にという訳ではなさそうです。今回だけで推測するとセリフの中で口にしていた正義という言葉から彼女の正義感が行動の根源なのかもしれません。

またエンディング後のラストシーンでシャドウ金城の後ろにいた黒い影も気になります。雨宮蓮達と同じようにパレスへ出入りすることができる人物がいるのでしょうか?それとも金城の協力者なのかと予想をしています。

PERSONA5 the Animation 第11話「Let's be friends, shall we?

【ペルソナ5】第11話のあらすじ

全国統括公開模試の試験会場で新島真は明智吾郎に怪盗団の事について話かけられる。何も言えずにいた新島真は明智吾郎に「言いなりのいい子ちゃんタイプか」と言われてしまう。

新嶋真は亡くなった父親の事を思い出していた。そんなところへ、姉の新島冴が帰宅する。ようやく怪盗団の本格捜査に許可が下りたと疲れを見せながらも話す新島冴。心の怪盗団の活動をもし父なら応援したかなと新島真は話を振ってみるのだが新島冴に悪態をつかれてしまうのだった。

金城潤矢の想定外のパレスにザ・ファントムのメンバー達は驚いていた。渋谷の街には歩くATMが多数おり、金城は人の事をそう認知していたのだという。情報を集めるメンバー達だったが、脚のつかない場所として自分のパレスを認知している金城の銀行へ行く方法は見つからなかった。

「怪盗団の仕事には役に立たない」と高巻杏の言葉に新島真は一人金城の元へ向かってしまう。新島真は金城に直接接触することには成功するが、盗聴に使っていた携帯を取り上げられてしまう。新嶋真が危機的状況に陥ってしまったところへメンバー達が駆け付ける。しかし金城に金城達のお酒と煙草が写り込んだ学生4人がクラブにいる写真を撮られてしまう。その写真を脅しに使われ、金城から300万円を要求され、その場から追い払われてしまうメンバー達と新島真であった。

どうして一人で行動してしまったのかと新島真に問う雨宮蓮達に新島真は役に立つところを見せたかったと自分の気持ちを告白する。これからどうするのか話し合いをするメンバー達だったが、そこでモルガナは気づく。これまでと違い金城に目をつけられた新島真がいればパレスの銀行に客として入ることができるのではないかと。そして新島真を連れてザ・ファントムは金城のパレスに向かうのだった。認知の世界の仕組みをすぐに理解した新島真はすぐに作戦の内容も理解し、金城のパレス銀行へと向かう。客人としてメンバー達を迎え入れた金城は、尚も高慢な態度をとり、更に新島真の姉が美人検事として有名な新島冴だという情報が調べられていた。そんな金城の態度に、新島真は「うぜぇんだよ!成金が」といい子として振舞っていた自分を捨てて怒り、ペルソナに目覚める。新嶋真のペルソナは強力で、そのすごさに驚いていたザ・ファントムのメンバー達も戦闘に参加する。金城へ更に攻撃を仕掛けようとする新島真だったが、モルガナに「今は戦ってもダメだ。改心させるにはお宝を奪わないと」と止められ一度パレスから脱出するメンバー達。

ザ・ファントムのメンバー達と新島真は無事に現実に帰還した。そこへ金城から催促のメールが送られてくる。パレスでの出来事は現実の金城にはわからないが現実の金城の認知が変わればパレスへ影響を与える為、「慎重にな」とモルガナに注意を促される。「まさか追いかけていた怪盗団に自分がなっちゃうなんてね」と新島真をコードネームを『クイーン』として新たなメンバーとして迎え入れたザ・ファントムだった。

【ペルソナ5】第11話の感想

少し金城の事件に入ってから物語の展開のペースが早くなったと感じています。1つの話での情報量が多くなっていて一度の視聴では細部まで把握するというのに苦労するかもしれません。

銀行へ入る為にモルガナに頼るザ・ファントムのメンバー達のやり取りに笑ってしまいました。やはり猫型ロボットの意識もあったようですが要素は含まれていなかったようです。またこれまでは細かいことは気にするな!の精神でなんでもありなモルガナでしたが、バスにしか変身できないなど制限が見え始めました。そろそろモルガナのキャラクターが固定しはじめたのかなと感じました。

やはり新島真は切れ者のように見えて、真面目なタイプですが愚直すぎて器用ではないという印象を受けました。即断即決してしまうのも判断が正しくなければ悪い点となってしまいます。もし雨宮蓮達と金城の件を調査していなければと考えると恐ろしいですね。

しかしペルソナに芽生えてからの新島真はこれまでとは違いました。車のハンドルを握ると性格が豹変するという二面性を演出したかったのかなと思いますが少し違いや豹変具合が足りないかなと感じました。

ペルソナに新島真が目覚めたときのヨハンナのセリフ「せっかく見つけた自分の正義どうか見失わないで。偽りの自分からの卒業記念日です。」というものが、亡き父の正義のことを考え、これまで人からの期待に応え誰かの言いなりになっていた新島真が、ザ・ファントムとして正義を貫くという物語全体を要約したもののように捉えられました。新嶋真本人にも響くであろうし、視聴者へ向けても説明としては十分なセリフだったと思います。

PERSONA5 the Animation 第12話「I found the place where I belong

【ペルソナ5】第12話のあらすじ

今までの自分と違い新島真はこれまでと違った学校生活を過ごしはじめた。見識を広めるために生徒達に「放課後どんな所で遊んでるのか」と聞くも逃げられてしまう。それを見ていた雨宮蓮が「今度行ってみよう。カラオケとかゲーセン?多分そんな所じゃないかな」と誘い、新島真は「じゃあ案内してもらおうかしら」と答えるのだった。

パレスでの探索は難航していた。クイーンには「いつもこんな調子なの?作戦とかない訳?」と言われてしまうザ・ファントムのメンバー達。

現実世界で高巻杏は新島真に鴨志田の件について謝罪する。それをきっかけに二人の間のわだかまりがなくなり、パレスでもコンビネーションを発揮するようになった二人だった。

ようやくパレスで金庫のパスワードを入力し、お宝の眠る場所へたどり着くザ・ファントムのメンバー達。渋谷中に予告状を貼ることで金城に狙われると認識させお宝を顕在化させることに成功した。しかしパレス内に侵入するとお宝のあった部屋はそれ毎金庫へ変化していた。

そこへシャドウ金城が現れ欲望でハエのような姿に変化を遂げる。シャドウ金城はさらに豚型機動兵器ブタトロンを投入し猛攻を仕掛けてくるが、ザ・ファントムのメンバーは銀行内に散らばった札束を燃やす事でシャドウ金城に隙を作り、見事な連携でシャドウ金城を撃退する。

姿が元に戻った金城から「パレスを使って現実を思うがままに操っている」黒い仮面の男の存在が明かされる。そしてパレスの崩壊が始まり、お宝を持ってザ・ファントムのメンバーは脱出するのだった。こうして金城を改心させたザ・ファントムであったが自分達以外にもパレスを自由に行き来する存在黒い仮面の男について疑念を抱くのだった。

【ペルソナ5】第12話の感想

10話から制服が夏服へと変わっていたのですが、私服のパートも多く今回12話で特に印象に残りました。シャツかポロシャツとバリエーションが有り凝っているなと感じました。坂本竜司はそのキャラクターからかTシャツを着ていますがおそらく校則違反なのでしょう。

予告状に穴があるように思います。作中でも実際に貼りに行ったのは坂本竜司だと言っていました。見つからないようにするのを苦労したと坂本竜司は言っていましたが渋谷の街に全く一目につかずに予告状を撒くという事が可能なのでしょうか。変装をしていたとしても誰かに不審な人物として目撃されていると思います。こういったところがもしかしたら怪盗団の逮捕への手がかりになったのかもしれません。

今回はシャドウ金城との戦闘の演出が良かったと思います。シャドウ金城もよく動き、ザ・ファントムのメンバー達もバトンタッチで必殺技を繰り出すのは爽快感がありました。

金城から奪ったお宝はおもちゃでしたが、ケースのほうが高そうだなと思いました。またおもちゃのお金でもあれだけの量があれば小金にはなるのではなんて考えてしまいました。

PERSONA5 the Animation 第13話「Dreams and Desires

【ペルソナ5】第13話のあらすじ

オタカラを盗み出し金城を改心させることに成功した怪盗団。金城が自白したという事実は途端にニュースとなり世間を騒がせる一方で、高校生探偵の明智吾郎も別の事件を解決し話題を呼んでいた。

怪盗団の認知度はこれまで以上に高いものとなっていたが、そんな中喜多川祐介はスランプに陥り、雨宮蓮に相談をしてきた。斑目の事件で芸術へ潔癖になっていた喜多川祐介は奨学金をもらい生活をする今の現実が斑目と重なり苦しんでいたのだった。しかし、喜多川祐介の状況を知ってか知らずか、日本芸術支援財団理事を務める川鍋が接触してくるのだった。

喜多川祐介と別れた雨宮蓮に明智吾郎が声を掛ける。明智吾郎は斑目の一件を洗い直していたら川鍋の黒い噂に当たり、捜査に手を貸して欲しいと雨宮蓮に言うのだった。喜多川祐介を守るため、明智からの操作協力を引き受ける雨宮蓮。

一方、なかなかスランプからは脱却できずにいた喜多川祐介は、仲間達から欲望は全てが悪いことではなく、使い方次第だと指摘され、またサユリの見る人による違った一面を知るのだった。喜多川祐介の母がサユリに込めた想いをこれまで美しいと感じていたことに気が付いた喜多川祐介は今度は自分も誰かに希望を与える為に筆を取りたいと思うといい無事スランプを脱し入選を勝ち取る。

雨宮蓮の機転により川鍋の黒い噂の真犯人も部下だったことがわかり解決する。川鍋からこれまでの態度が喝を入れるためだったと告白を受け改めて財団から出資を受けてみないかと話を持ち掛けられた喜多川祐介だったが仲間がいれば大丈夫だと断ってしまう。そしてこれまで付き合ってくれた雨宮蓮に「お前が何かに躓いた時には必ず手を差し伸べる」と誓うのだった。

【ペルソナ5】第13話の感想

第13話はやっぱりなという回でした。以前に危惧していた喜多川祐介のお金に関しての問題でした。斑目の一件である種芸術に対して潔癖となっていた喜多川祐介は生活するために絵を描くということに疑問を持ち始めスランプに陥ってしまっていました。

しかし、仲間達から「サユリの見る人によって違う視点がある事そして欲望とは全てが黒く歪んだものを指すことではない」という指摘を受けて、スランプから脱して見事に入選しました。

そこで財団の支援を、断っちゃダメだろ!と思ってしまいました。芸術へのスタンスは今回で変わったのかもしれませんが、現状直面している問題は解決していません。ですがいつかは喜多川祐介自信も大人になり自分の話題性を機に売り出し、そこから自信の持つ才能で人気を勝ち取ることもできるかもしれません。今はそのままでもいいのかなとも思いました。

また今回は明智吾郎の捜査に雨宮蓮が協力するという物語の展開がおもしろいなと思いました。今の段階ですと明智吾郎と雨宮蓮の関係は光と影。しかし「人は欲望によって犯罪を犯す。そんな奴らの罪を暴く為、僕は探偵をやっている」と作中での明智吾郎のセリフにもありましたが、二人とも手段が違うだけで目的は同じです。そんなところからライバルというキャラクターが良くたっているなと思いました。バッティングセンターのシーンでも明智吾郎は左で打っていました。そんなところでも対称性が描かれているように捉えることができました。

喜多川祐介に絵のモデルとして教会?のような場所でモデルをさせられている雨宮蓮というシーンがありましたが、あのときに覗いていた女の子が気になります。今後どこかで物語へ絡んでくるのでしょうか?それともゲームファンへのサービスだったのでしょうか?

PERSONA5 the Animation 第14話「What life do you choose?

【ペルソナ5】第14話のあらすじ

メメントスで次々と改心を成し遂げ成果を上げていくザ・ファントム。そんな中とある検証をしてみたいという新島真の希望で新宿の繁華街へ出向く事になった。そこで雨宮蓮と新島真の二人はそこで『放課後サロン』という怪しげな店に出入りする秀尽学園の制服を着た女生徒を目撃する。

後日二人は生徒会室に新宿の街で見かけた高尾栄子を呼び出す。何をしていたのかと問いただそうとした新島真だったが、その場では高尾栄子の押しに負けてしまった。しかし高尾栄子と親しくなった新島真は彼女にダブルデートに誘われ雨宮蓮を呼ぶのだった。

高尾栄子の彼氏を見て新島真は「大丈夫かしら…あの二人」と心配する。新嶋真の父の件もあり二人は高尾栄子の彼氏のを調べることにし、聞き込みを開始する。

昼休みにお金を貸して欲しいと新島真にお願いに来た高尾栄子の様子に新嶋真は「弁償なんて絶対嘘。あの男の尻尾を掴んで、栄子の目を覚まさせてなきゃ」と決意するのだった。

『放課後サロン』の前で待ち合わせていた高尾栄子と雨宮蓮と新島真は合流する。
「例の彼、女性に借金を背負わせて売り飛ばすことで有名だそうよ」と高尾栄子に事実を突きつける新島真。遅れてきた高尾栄子の彼氏は高尾栄子の名前さえ憶えていなかった。「余計な事しないでよ」と高尾栄子は新島真に言うが「友達をほおっておくことなんてできない」と新嶋真は返す。そんな会話の後、高尾栄子は涙を流しその場を去ってしまう。

怪盗お願いチャンネルに複数の女性からホストの男を一斉に告発しているという書き込みを発見しザ・ファントムのメンバーは全会一致で目標を定め改心させる。新嶋真の元には高尾栄子から仲直りのメールが届いていたのだった。

【ペルソナ5】第14話の感想

第14話は総集編のようなお話で少し残念に思いました。ただし使いまわしの映像にナレーションが入るといったパターンではなく、しっかりとこれまでを振り返るように作られていたところは評価できると思います。

今回から新OPとなり見ている側を期待させてくれました。ザ・ファントムのメンバーが増えると完成するOPなのかなと予想しています。途中で字幕でタイトルが入るところも凝っているなと思いました。EDは既存のままでしたので次回以降に期待しています。

ザ・ファントムは現行犯逮捕となっていましたが、とは現実世界でどう捕まったのかと疑問に思います。第一話のそのままだとすると現実世界で怪盗活動を行ったことになりその仕組みも気になります。

高尾栄子を生徒会室に呼び出した際に高尾栄子が去ってから放課後に流れる吹奏楽部の練習の音がリアルでした。まさに学校の放課後というイメージです。

佐倉惣治郎の電話の相手は誰なのでしょうか。公式サイトに載っている佐倉双葉から呼び出しを受けたのかなと予想しています。

占い師さんに出番に出番があったのも少し意外でした。

最後につきつけられた『メジェド』の存在は、9話で三島が立ち読みしていた雑誌のタイトルにも載っていたので伏線があんなところにあったのかと思いました。『メジェド』とは何者なのか気になります。

PERSONA5 the Animation 第15話「I am Alibaba

【ペルソナ5】第15話のあらすじ

期末試験も終わり、以前より計画していた花火大会に参加する雨宮蓮達。しかし花火大会は雨により中止となってしまうのだった。次のターゲットを探していた怪盗団だったが国際的ハッカー集団「メジエド」から突然の宣戦布告を受ける。自分達の正体も知られている訳ではないと怪盗団は判断するが、雨宮蓮の元へアリババと名乗るものから直接コンタクトがあり、そのアリババは怪盗団の正体を知っていたのだった。アリババからはメジエドの情報を教えるかわりにある人物を改心させて欲しいという取引を持ち掛けられる。雨宮蓮の元に直接アリババから送られてきたのは予告状だった。仲間達と集まり予告状について情報を共有しているところへ再びアリババからメッセージが届く。アリババはある程度の怪盗団のルールを知っていたがパレスやキーワード等、心を盗むために必要なことを完全には把握していなかった。アリババから「佐倉双葉」という人物をターゲットに指定されたが、アリババと直接「会えないか?」という雨宮蓮の質問を勘違いし取引を一方的に中止されてしまうのだった。

ルブランへ帰った雨宮蓮は新島冴と佐倉惣治郎の会話を聞いてしまう。『佐倉双葉』『家裁』『虐待』等と穏やかではない様子。新島冴が帰った後に雨宮蓮は佐倉惣治郎に『佐倉双葉』について聞こうとするも気が立っていた佐倉惣治郎はまったく話に取り合わなかった。

その日の夜、メジエドは渋谷の街を停電に陥れるという行動を起こし、怪盗団に最後の改心の機会として怪盗団に正体をさらすことを求め、要求が通らなければ日本を攻撃するという犯行声明を明かした。これに対して「俺達の正義が負けたことになる」と雨宮蓮はメジエドには屈しない姿勢を見せる。坂本竜司の提案によりアリババとの取引を再開させようとする怪盗団。佐倉双葉について情報を集めるために怪盗団はルブランに訪れるとお店は既に閉まっており、直接佐倉惣治郎の家に行くことにした。突然の雨にメンバー達は鍵の開いていた佐倉惣治郎の家に勝手に入ってしまい、停電が起こり真っ暗な家の中で佐倉双葉と出会うのだった。

【ペルソナ5】第15話の感想

第15話で一気に大きな話になったなという印象を受けました。それと同時にこれまでになかった相手からの攻撃でピンチに陥るという物語の展開がこれからどうなるのか予想することが楽しいと思います。これまで通りパレスを探し、探索してからキーワードを得てから改心させるというパターンが実態のない組織メジエドには通用しないので、どう状況を覆すのかがこれからの見どころなのかなと思いました。また冒頭で特捜部長の会話の指す内容がメジエドなのかなと予想しています。犯罪組織メジエドですがそこに情報を与えたのが警察側の何者かなのでしょう。ただ話しぶりからするに明智吾郎とは別の誰かがこの考案したもののように捉えることができ、その人物は誰なのだろうと気になります。

直接予告状を撒いたり、怪盗団についての発言をどこでもしてしまう坂本竜司の発言や行動にはいつも危ういものを感じていましたが、メッセンジャーアプリでのログというのは盲点でした。昨今では当たり前に社会に浸透しているメッセンジャーアプリで怪盗団の話し合いをしていればログに残るのも当然です。ここは気づかなかったなという思いが強かったです。

喜多川祐介や雨宮蓮が落書きしていたメジエドの姿の絵は人気ソーシャルゲームのFGOなんかをやっていれば発音は違うものの全くの未知ではなくある程度の知識がありPERSONA5を視聴する(またはゲームをプレイする)層に向けてはちょうどいいシンボルなのかなと思いました。「よくは知らないけれど聞いたことがある」そんな言葉が未知の敵メジエドをうまく表しているなといった印象です。ソーシャルゲームのFGOではキャラクターとしては登場してきませんがメジェドをあがめるキャラクターがおり、メジェドと検索をかければ「打ち倒すもの」という意味であることもわかり怪盗団を打ち倒すものとしてメジエドという組織がでてきたのかと物語の展開に抵抗なくついていけます。一方アリババはアラビアンナイト等童話で有名ですのですんなりと受け入れることができます。

新島真の予告状に対しての「直接投函されたのかも」というセリフは佐倉双葉が直接ルブランへ投函したことを意味していたのでしょうか。アリババ=佐倉双葉を濃厚にする伏線だと捉えることができました。

今回だけの演出かもしれまんが、以前よりも増して仲間達とのコンタクトが多くなったと感じました。雨宮蓮と怪盗団のメンバー達の絆が深まっている描写なのかなと考えています。

PERSONA5 the Animation 第16話「This place is my grave

【ペルソナ5】第16話のあらすじ

佐倉双葉と新島真の悲鳴に駆け付けた佐倉惣治郎。佐倉惣治郎に自宅に忍び込んだことが見つかりルブランで佐倉双葉についての話を聞かされる怪盗団のメンバー達。佐倉双葉は数か月前から何もないのに「声が聞こえる」「母親が見ている」と急に怯えたりするようになったという。

佐倉惣治郎からの話を聞いて怪盗団のメンバー達はアリババが佐倉双葉であると確信し、異世界ナビを使うと佐倉双葉にパレスがあることがわかった。

学校は夏休みに入ろうとしていた。メジエドの犯行声明に怯える声や怪盗団を応援する声。怪盗団のメンバー達はメジエドに対抗する為にも佐倉双葉のもつハッキングスキルが不可欠であったがしかし佐倉双葉が悪人ではないことに抵抗を覚える。「悪事を正す事だけが改心じゃない」というモルガナの言葉に雨宮蓮は「やろう、俺達怪盗団ならやれるはずだ」と言うのだった。

再び佐倉双葉の部屋の前に訪れたメンバー達は扉越しに佐倉双葉とアプリを通して会話し『墓場』というキーワードを入手するのだった。そしてパレスに行く前に佐倉双葉にメジエドに対抗するという取引も確約する。

パレスに侵入した怪盗団だったがシャドウ双葉にいきなり会うことができたが、服装は変わらず他人から攻められる声が聞こえ苦しむシャドウ双葉を目にする等イレギュラーが続く。シャドウ双葉が姿を消すと認知が変わり変身することができたがトラップが発動し怪盗団達は追い返されてしまう。再びパレスに侵入した怪盗団はトラップに妨害されながらもシャドウ双葉に奥へと案内される。パレスの中で佐倉双葉に起こったことが次々と明らかになり、佐倉双葉の部屋と同じ姿の王の間へとたどり着くのだった。しかし王の間に入るためには現実の世界の双葉の認知を変えなければいけないという。

現実の世界に戻った怪盗団は佐倉双葉を説得し部屋の扉を開けさせることに成功するのだった。

【ペルソナ5】第16話の感想

16話では佐倉双葉のパレスについて少し説明不足だったかなと思いました。歪んだ欲望の持ち主がパレスを持つとモルガナも言っていましたが、佐倉双葉の場合は母親に対する気持ちと死んでしまいたいという願望、そしてしかし誰かに助けて欲しいという矛盾がパレスを形成しているのでしょうか。やはり物語上でこうだと理由付けして欲しかったと思います。

15話でもあった演出ですがメッセージアプリを通じて佐倉双葉とは会話をしているので携帯の画面をただ映すのではなく、メンバー達の動きのシーンの上にメッセージだけ表示させるのはおもしろいなと感じました。読みづらさや見逃しなんかはあるかもしれませんが、携帯の画面をチラチラと映すよりも会話をしているというテンポの良さがありました。

今更かもしれませんがモルガナが変身したバスにナンバーがついているのにちょっと驚きました。『○○343も222』とモルガナ、にゃんにゃんにゃんということなのでしょうか。細かいところまで凝っているなと驚きです。

作中の佐倉惣治郎が雨宮蓮に対して「おい、何か余計な事してんじゃねぇだろうな?」というシーンで雨宮蓮が誤魔化すことをせず、「さぁ?」と答えたところがかっこよかったです。明らかに何かしてますという答えになってしまいますが、佐倉双葉が改心し引きこもり状態から脱したときには佐倉惣治郎にとって同年代の雨宮蓮達が何か佐倉双葉にしてくれたんじゃないかと勘違いするのかなと先の展開も予想してしまいます。

これまでが酷い大人達を改心させるという物語だったため今回は方向性が全く違うので物語の展開についていくのが見る事だけで精一杯という感じがしました。

PERSONA5 the Animation 第17話「X Day

【ペルソナ5】第17話のあらすじ

怪盗団のメンバー達の説得によって自分の部屋の扉を自ら開けてくれた佐倉双葉。さっそく佐倉双葉のパレスに移動した怪盗団のメンバー達はパレスの更に深部へ潜入することに成功する。オタカラを目の前にした怪盗団達だったがそこで佐倉双葉の母親の姿をした怪物と遭遇する。現実世界で自分の部屋で聞こえてくる幻聴に苦しみながらも佐倉双葉は異世界ナビを使い名前と場所、キーワードを入力し自身のパレスに侵入してしまうのだった。佐倉双葉は自身の欲望と罪悪感によって認知が歪んだ母親の怪物と遭遇する。しかしシャドウ双葉に「思い出せ」と母親の本来の様子を思い出し何が本当の姿なのか混乱するのだった。本来の母親の姿と遺書に書かれたことの違いから遺書は偽物だと判断し真実を見抜くと決意した佐倉双葉はペルソナに目覚める。佐倉双葉のパレスであることから佐倉双葉自身でペルソナを使いパレスそのものを操り怪物の姿の母親を無事に倒すことに成功した。最後に母親の幻影と会話をすることができた佐倉双葉はすぐに「メジエドだったな」と切り替えてパレスを後にするのだった。残された怪盗団のメンバー達はオタカラを回収しようとするも空だった。オタカラが佐倉双葉自身だとモルガナが気付きその原理に納得していたメンバー達だったがパレスが崩壊をはじめ脱出する。現実世界に戻ると佐倉双葉は体力を使い果たし寝込んでいた。佐倉惣治郎が言うにはよくあることらしく、感謝の印にとスカイツリーのチケットをもらうのだった。スカイツリーに遊びにきた怪盗団達だったがXデーがその日であり、なかなかノリ気になれなかったが新島真の言葉から全力で楽しむことにした。そしてメジエドの件に関しては佐倉双葉を信じて待つことにしたのだった。実はメジエドというのは義賊としてハッカーとして活動していた佐倉双葉に同調したものの集団で佐倉双葉が作った組織であった。佐倉双葉によって簡単にクラッキングでメジエドを潰しメジエドの件は片付いてしまうのだった。佐倉双葉は母親のことで力を貸して欲しいとザ・ファントムへ加入することを雨宮蓮に告げるのだった。

【ペルソナ5】第17話の感想

まずメジエドの事件に関しては少し物足りなさを感じてしまいました。佐倉双葉のクラックスキルを手に入れてからメジエドへ対抗するような展開を予想していただけに実は佐倉双葉がハッカーとしての活動が肥大化した結果生まれた組織がメジエドだったというものはありきたりで怪盗団VSメジエドの構図を意識していたのでやはりあっさり解決は物足りません。その辺はミスリードに引っ掛かってしまったと考えられます。

モルガナがイレギュラーだと散々言っていたことから佐倉双葉がペルソナに目覚めたときも仮面を剥ぐ演出などがなく、いつから佐倉双葉が異世界ナビを手に入れていたのかもわかりませんでした。モルガナの声に反応しているところはないのかなと少し注意深く視聴しましたがモルガナの発言を拾っている描写が見つかりませんでした。こういったところも17話の楽しみ方のひとつなのかもしれません。

スカイツリーの帰りルブランに戻ってきた雨宮蓮が1/634のスカイツリーの模型を抱えていたところに笑ってしまいました。それについて全く佐倉惣治郎が触れることもなくただそこに結構な大きさの模型の箱が置かれているのはなんだか滑稽です。

新EDとなった17話。次回予告が見やすくなったと思います。しかし前EDのようにRECOMMENDなどのシーンを出す事がないのが少し残念です。

佐倉双葉の母親が研究していた認知科学の件で母親がなんらかの陰謀に巻き込まれ今後の敵となるものに研究成果を与えてしまったという点で物語の展開が一機に進んだように思いますが、新島冴を通して進められる尋問形式の過去の回想だと怪盗団が何故捕まったのかという点に物語が収束してしまいます。新たな敵が見えてきた展開にこの尋問がいつ終わり違った形で物語の続きが見られるようになるのかなと予想しています。

PERSONA5 the Animation 第18話「I'll guide you to victory

【ペルソナ5】第18話のあらすじ

佐倉双葉を新たに怪盗団のメンバーに迎え入れたが、佐倉双葉とは雨宮蓮達はなかなかコミュニケーションがとれずにいた。夏休みを利用してメンバー達は交代で佐倉双葉と会い親睦を深めることにした。メンバー達と打ち解けた佐倉双葉と共に海にやってきたメンバー達はそれぞれに夏を満喫するのだった。夕暮れ時、佐倉双葉は母との思い出をメンバー達に話し、佐倉双葉の母が認知科学を研究し雨宮蓮達がパレスやメメントスで行っている活動と共通する部分が発覚する。また佐倉双葉の認知科学の消えたデータは何者かに盗まれ佐倉双葉の母もその犠牲にあったのではないかと思い怪盗団に入る理由を佐倉双葉は話すのだった。

秋葉原まで一人で外出ようとした佐倉双葉はパニックを起こしてしまうが雨宮蓮と坂本竜司に「困ったときは連絡するように」と言い、メンバー達に連絡をしてメメントスへ行くことにする。佐倉双葉のコードネームをナビとしてナビの能力を使いメメントスを調べると怪盗団の認知度によってメメントスが広がっていることが明らかになるのだった。

世間は怪盗団に熱狂し夏が終わるころには時代の寵児となっていた。怪盗団のメンバー達の成長やナビの能力とクイーンの頭脳などから、モルガナは一人劣等感に駆られていた。実は自分は人間ではないのではないのかと弱気になっていたモルガナだったが、雨宮蓮に「きっと人間だ」と励まされ意気込むのだった。

佐倉惣治郎から佐倉双葉の死には不振なところがあると話を直接された雨宮蓮は、「怪盗団がきっとなんとかする」と答え、遅れてきた佐倉双葉と共に夏の終わりに花火をするのだった。

【ペルソナ5】第18話の感想

佐倉双葉の一件が片付き怪盗団へ加入することになった第18話ですので、OPで佐倉双葉のカットが追加されていました。新OPになっても物語の展開に合わせて完成されていくという演出も毎回どこか違う部分がないかと探してしまうので楽しみです。

第18話ではまず主人公である雨宮蓮の真面目さが際立っていたと思います。花屋でバイトをはじめ、佐倉双葉の部屋の掃除をこなし空いた時間でルブランの手伝いをするというスケジュールはなかなか過酷です。しかも無口な設定であるために淡々とこなしているように見えて偉いなぁと感心してしまいました。佐倉双葉の部屋を片付けるシーンではペルソナシリーズで登場する戦隊ヒーローものの『不死鳥戦隊フェザーマン』のフィギュアが登場し、シリーズファンにとっては嬉しいところなのかなと思いました。

佐倉双葉の一件を通した後ですので佐倉惣治郎の雨宮蓮への呼称が「おまえ」から「蓮」に変わっていたところを発見できてよかったです。

特捜部長が電話で誰かと話しているというシーンはこれまでにもありましたが、第18話で怪しいさを帯びてきました。黒幕や敵側の存在なのでしょうか?

モルガナについても目を光らせたモルガナがメメントスで立ち上がるという夢を見るシーンなどからモルガナの正体についての伏線も張られていたのではないのかなと思いました。人々の欲望が渦巻くメメントスという場所で自然発生した存在なのではないのかなと予想しています。「吾輩は猫じゃねぇ」というセリフには少し笑ってしまいました。

PERSONA5 the Animation 第19話「Aloha

【ペルソナ5】第19話のあらすじ

世間の怪盗団への注目が集まる中、雨宮蓮達は秀尽学園の夏休みが明け学校生活という日常が始まる。怪盗団のメンバー達は怪盗お願いチャンネルに依頼が殺到している中で、次のターゲットについて話合っていた。依頼のある人物だけでなく、廃人化や精神暴走事件を引き起こしている認知世界にいる悪党について調査することに。新嶋真の姉であり精神暴走事件をおう検事である新島冴のノートパソコンから佐倉双葉特性のUSBを使い捜査情報を盗み、佐倉双葉はそのデータの解析に乗り出すのだった。

2学期も始まりすぐに雨宮蓮達は修学旅行へ行くこととなる。引率として生徒会長の新島真も修学旅行に参加することとなり、雨宮蓮達はハワイへ旅立つのだった。

ロスへ修学旅行に行っていたはずの喜多川祐介も嵐での急な行き先の変更によってハワイで雨宮蓮達と合流する。日常から離れたハワイという土地でそれぞれに観光地を満喫するメンバー達。しかしハワイでも怪盗団は話題になっており現地の人も日本人を見つけては訪ねてくる様子であり、『怪盗団人気』は日本だけに留まるものではなくなっていた。

一方日本では秀尽学園の校長が警察署へ向かう途中で交通事故にあうという不審な事件が起きていた。修学旅行から帰り全校集会にてその事件を聞かされたメンバー達は周囲がこれも怪盗団の仕業ではと騒ぐ声を聞く。また雨宮蓮達が旅行中に日本でデータの解析を行っていた佐倉双葉によって廃人化や精神暴走事件と関係がありそうな『奥村邦和』がターゲットの候補としてあげられるのだった。『奥村邦和』には佐倉双葉の調査によってパレスがあることがわかり「直ぐに動くべきだ」と主張するモルガナと坂本竜司。しかし『奥村邦和』が本当に悪人であることがわからないこと、精神暴走事件の犯人だったとしたら相応の危険があること、そして世間の怪盗団ブームに気味の悪さを覚え、他のメンバー達は慎重になっていた。全会一致が得られず一人で行動すると言いモルガナは一人去ってしまうのだった。新嶋冴はメジエドの件と秀尽学園の校長の死により怪盗団の仕業だと確信し、『奥村フーズ』に焦点を当てて捜査に乗り出すのだった。

一人『奥村邦和』のパレスに乗り込んだモルガナは力尽きそうになるがそこで謎の人物と出会うのであった。

【ペルソナ5】第19話の感想

第19話が修学旅行回ということでハワイとは豪華だなと思いました。しかし学校の修学旅行なのでもう少し社会科見学的なシーンもあって欲しかったと思います。作中のままだと終日自由行動のように捉えられるのですが、最近の高校の修学旅行というのはそういうものなのでしょうか?また新島真のように教師の代わりに引率としてハワイにいけるのは羨ましいなと思います。

ハワイに旅立つ前に怪盗団のミーティングでのシーンでのモルガナのセリフ「ホントにアテはないのか?姉の新島から何か聞けないか?」という言葉に少しひっかかりを覚えました。「真の姉から何か聞けないか?」という言い回しのほうが自然なように思えますが、モルガナにとっては新島冴を怪盗の敵として認識しての言い回しだったのかなと考えて居ます。

ハワイでは新島真が言っていたように「みんなで喋ってスマホで調べて…これじゃ日本と変わらないわね」というセリフに少しジェネレーションギャップのようなものを感じました。スマホが普及した現在では旅先で宿も食事処も簡単に調べる事ができます。自分自身が学生だった頃はスマートホン程ネット環境が身近でなかった為においしいお店や観光スポット等事前に調べることが重要だったなと少し思い出に浸ってしまいました。フラダンスなどの体験系の観光でも事前予約ではなく今ならスマホからの予約なども受け付けているのでしょうか。『ペルソナ』や『パレス』等異世界の物語を中心に描かれていますが、こういう点で親近感などを視聴者に抱かせているのかなと思いました。

東郷一二三のシーンでは再登場ということから今後東郷一二三のお話がどこかにあるという伏線なのかなと思いましたが、残り話数などを考えるとサブキャラクターな位置づけなのかもしれません。またハワイでも怪盗団ブームが起こっているという事からザ・ファントムが抱く怪盗団の認識と世間での怪盗団への認識がずれてきていると思いました。メンバー達は義賊として、しかし大衆は流行っているものとして娯楽という認識になってきているのかもしれません。その後の作中でも描かれていた怪盗団ブームの気味悪さというのはそのズレからきているのかなと考えています。

一人焦り『奥村邦和』のパレスに入ってしまったモルガナの元に現れた人物が敵か味方か気になります。敵であったならばモルガナが敵側に寝返ってしまうという展開もあるのかなと思います。

また坂本竜司についてですが、以前『他人の為にしか怒らない』という話があったため第19話での口論などを見ていても何故怒っているのかわかりやすかったです。

PERSONA5 the Animation 第20話「My name is Beauty Thief!

【ペルソナ5】第20話のあらすじ

一人飛び出して行ってしまったモルガナを心配し、モルガナが向かったと思われる『奥村邦和』のパレスを調べることにした怪盗団。佐倉双葉の事前の調査によって『奥村邦和』のパレスのキーワードは『本社ビル』そして『宇宙』ということがわかり早速パレスへ侵入する。ナビの能力を持ってしても『奥村邦和』のパレスの詳細はわからず地道に調査を開始する。とある扉の前に辿り着いた怪盗団達は生体認証に引っ掛かり早々に足止めを食らってしまう。しかしそこへ黒い仮面をつけた人物とモルガナが登場する。黒い仮面をつけた人物は美少女怪盗を名乗り「お宝は私達がいただきます」と宣言するのだった。怪盗団よりも先に扉を開け先に進もうとしたモルガナ達だったがその先にはたくさんの警備の敵が待ち受けていたのだった。

美少女怪盗と名乗った人物に新島真は心当たりがあり、現実世界で彼女の元へ向かう。美少女怪盗は『奥村邦和』の娘であり秀尽学園の3年生の奥村春だった。奥村春の話によると「寂しそうな猫ちゃんを見つけて、追いかけて行ったらいつの間にか異世界に」と偶然パレスへ迷い込みモルガナによって怪盗になったという。目的が一緒であれば協力できるのではないかと怪盗団に問われた奥村春だったが怪盗団の本当の目的に疑問を覚え、あくまでモルガナと二人で行動すると宣言するのだった。

奥村春は変わってしまった父親『奥村邦和』の姿、世間での父の運営する会社への悪い噂、また父に強引に進められている縁談について悩み苦しんでいるのだった。

『奥村邦和』に関して雨宮蓮は独自に調査を行っていた。大宅一子に噂について尋ねてみるも良い情報を掴めなかった。帰り道、新宿で占いを行う三船千早に呼び止められた雨宮蓮は見事に悩みを当てられ「運命は歯車です。自分から動きだせば、また歯車も回りはじめますよ」という助言をもらうのだった。

三島から依頼解決のお礼がたくさんきていると連絡を受けた雨宮蓮はメンバーを招集し再び話合う。モルガナ達が解決していると予想したメンバー達はメメントスの入り口で待ち伏せをする。今日はもう現れないのかと諦めかけていたそのときモルガナと美少女怪盗が現れる。怪盗団のメンバー達はモルガナに戻ってこいと説得するのだが、坂本竜司の「役立たずとはもう言わねぇから」という余計な一言で失敗してしまう。

メメントスから帰ってきた奥村春はフィアンセの杉村と出会う。杉村の強引な行動に困っていた奥村春をモルガナが助けようとするが猫の姿では何もできず、モルガナの声が怪盗団のメンバーに届き奥村春の元へ駆けつけることができたのだった。

杉村をその場から退け、モルガナの治療の為、雨宮蓮の部屋にやってきたメンバー達と奥村春。モルガナと雨宮蓮の暮らしてきた部屋を見て奥村春はモルガナの気持ちに気づき、尚も怪盗団を抜けようと口にするモルガナに「嘘はやめよう」と諭し、それをきっかけにメンバー達からの説得もあってモルガナは再びザ・ファントムに戻ることになったのだった。一方奥村春も本音を口にしたモルガナに勇気をもらい自分の本音を口にする。そんな本音を聞き奥村春とも雨宮蓮達は少し打ち解けるのだった。

しかし奥村春の意思とは関係なく奥村春が自宅へ帰ると婚約の話は奥村邦和によって進められてしまうのだった。

【ペルソナ5】第20話の感想

第20話を視聴してまずモルガナが敵側に寝返るという展開にならずほっとしました。エンディングでも奥村春が追加されていましたので怪盗団の新メンバーとして奥村春が加わり事件解決に向かっていきそうです。しかしメンバー達が『これまで通り義賊として活動する』というのは良いことなのですが、取り巻く環境が変化しそれに対する注意や警戒、対応が疎かになっている印象を受けました。次の改心がこれまでになかった違う展開を見せるのかなと予想しています。

奥村邦和のパレスにモルガナを捜索するために侵入するシーンで遂に明智吾郎がその場に居合わせてしまいました。その後パレスに明智吾郎自身が移動する描写がなかったので以前明智吾郎も怪盗団に加わるのかなという予想は外れたのかもしれません。この怪盗団のピンチがどのように描かれるのか楽しみです。

奥村邦和の情報を集める為に大宅一子と雨宮蓮が合うシーンでは大人から見る正義の行いに雨宮蓮にとってピンと来ないところが新しい視点を得たと感じました。これまで雨宮蓮が主人公として高校生の視点で世の中の改心を行っていましたが、その人物の失墜に伴って現実世界で誰が責任を取りどのように穴埋めを行うのかという点を全く見ていませんでした。例えば鴨志田教諭の件でも後任となる先生、体罰があったとしても実績のある指導者がいなくなってしまったバレー部の今後はどうなるのでしょうか。そこまで解決してこそが大人の求める便利な怪盗団の姿なのかもしれません。ただそんなところまで正体不明の怪盗団というものに求めてしまうのは社会としてどうなのかと考えてしまう部分でもあります。

新宿の街で再び占い師の三船千早が登場しました。ホーリーストーンという謎の石を10万円という値段で売ろうとする彼女は正義や悪がテーマとして物語が展開しているペルソナ5において大丈夫な存在なのでしょうか?ホーリーストーンについては過去に登場したときにも売れていませんでしたし、そんな怪しいものに引っ掛かる人などおらず、ネタ的な要素なのかもしれません。

ナビこと佐倉双葉がよくじゃがりこを口にする描写があり、今回メメントスの入り口でモルガナを待っているシーンでも大量に食べていましたが、つられてこちらもじゃがりこが食べたくなり購入してしまいました。

猫姿のモルガナが多数登場した回となった20話ですが、猫の作画がいいなと感じてしまいました。顔を赤く染めたり表情を変えたりといったところはアニメ独特のものですが、行動や仕草がとてもリアルな猫らしく本当にしゃべる猫がいたとしたらこんななのかなと思ってしまいます。

PERSONA5 the Animation 第21話「You can call me "Noir"」

【ペルソナ5】第21話のあらすじ

村春にオクムラフーズの成り立ちと父の方針転換の話を雨宮蓮達に話す。父のために自分にできることはやろうと思う奥村春だったが杉村との結婚や父の言いなりになる自分が嫌で、何よりも父の奥村邦和の今の姿を見ているのが辛いと打ち明ける。そんな奥村春の気持ちを知り怪盗団達はターゲットを奥村邦和に定め、奥村春の婚約の9月30日までの期限に改心させるために動き出すのだった。

奥村邦和のパレスに侵入した怪盗団達はシャドウ奥村と杉村に出会い、本心を聞き奥村春がペルソナに真に覚醒する。奥村春をコードネームを『ノワール』として新たに怪盗団のメンバーに加え再びパレスの探索を続ける怪盗団達。オタカラの在処を見つけた怪盗団は現実の奥村邦和に予告状を出すのだった。

予告状を受け取った奥村邦和は自ら警察に連絡し、被害者としてその事件はニュースとして報道された。怪盗お願いチャンネルではその報道を聞き怪盗団の活躍を熱望する声が多く上がっていた。しかしこれまでとは違い民衆は怪盗団の活動を娯楽として消費されはじめていた。

廃人化の件に奥村邦和が噛んでいるとする怪盗団達はそんな民衆とは無関係にオタカラを頂戴することを決意する。再びパレスのオタカラの在処に侵入した怪盗団達が見たものはUFOとして移動しようとしているパレスの変化だった。

奥村邦和が政界への進出という新たなステージへ上がるという認知のために生まれた変化である。飛び立とうとする奥村邦和と怪盗団は激突し、オクムラフーズの組織力を使い数で攻めるシャドウ奥村を見事な連携によって打ち倒す怪盗団達。「すまなかった。春、お前にも暴言を浴びせてしまって、すまなかった」とシャドウ奥村は自らの行いを謝る。

モルガナが精神暴走事件について問うとシャドウ奥村は「依頼しただけだ。」と答えたが、これまでの自らの行いを悔い涙を流し詳しい事を聞けずにパレスが崩壊しはじめる。現実世界で聞こうと新島真が提案し、怪盗団達はパレスから脱出するが、パレスが崩壊する中でシャドウ奥村は何者かに撃たれてしまうのだった。

奥村邦和の事件を成功として捉えた怪盗団のメンバー達は打ち上げにオクムラフーズの親睦会に利用する予定だった遊園地へ来ていた。最近のオクムラフーズの報道により親睦会は自粛となりキャンセルにしても払い戻しがないからと奥村春が用意したものだ。遊園地で一通り遊び、休憩していた怪盗団のメンバー達はちょうど奥村邦和の記者会見の時間となり、それを皆で見るとこれまで改心してきた人物達のように自分の行いを公表する奥村邦和の姿があった。

しかし廃人化の件について話をしようとした奥村邦和は黒い液体を吐き出し突然倒れるというこれまでになかったことが起こり、怪盗団のメンバー達は困惑し奥村春は悲鳴を上げるのだった。

【ペルソナ5】第21話の感想

第21話を視聴してやはりナビ以降の怪盗団のメンバー加入はこれまでと違いペルソナの覚醒や変身を最初から見るのではなくイレギュラーな加入になるのだなと思いました。自身のペルソナという仮面を剥ぐ演出が結構気にいっていたのでそれが見れないのは少し残念です。

今回の奥村邦和の改心の件で奥村邦和が謝罪の言葉を奥村春に言うシーンでは自分本位に陥ってしまった原因が本来家族の笑顔を守る為だった等だったら尚良かったなと思いました。奥村邦和が利益追求に走った動機というものが特になく、作中では「これから心を入れ換える」という言葉しかなかったのが残念です。

敵として登場した社員たちのカプセルに書かれた文字がブラック企業を揶揄するようで笑ってしまいました。『サービス出勤』『48時間営業』『名ばかり管理職』『顧客の自己実現を叶える~(とても長い文章)』『ありがとうを世界中に』等、笑えるところですが、現実の労働環境はあてはめないようにしようと思います。

いよいよ怪盗団の敵陣が動きだし、改心も失敗してしまった第21話ですが最後の新島冴の目やイゴールの示唆する転落などこれから怪盗団に待ち受けている物語の展開が楽しみです。

【TVアニメ「ペルソナ5」】の動画配信情報

【TVアニメ「ペルソナ5」】の動画は、dアニメ・hulu・Nextflix・FOD・U-NEXT・ビデオマーケットどこで見れる?

お目当てのアニメが「どの動画サービスで見れるのか?」って調べるの結構面倒くさいですよね!そこで、人気の動画サービス(FODプレミアム、U-NEXT、dアニメ、hulu、Netflix、ビデオマーケット ...

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