【メガロボクス】のネタバレ・実際に見た感想!
メガロボクス ROUND1「BUY OR DIE?」
あらすじ
認可地区で「メガロボクスは肉体とギアテクノロジーを融合させた未来のボクシングです。最高峰のエンターテイメントであり、まさに究極の格闘技と言えるでしょう。そしてその完成された作品こそが私の祖父白都コンツェルン先代の念願の夢でもありました。メガロボクストーナメント、メガロニアなのです。」と白都コンツェルンの後継者白都ゆき子はメガロニアの開催を告げる。
一方、未認可都市の地下メガロボクスで南部贋作と組み八百長試合で日銭を稼ぎ生きていた。八百長なしの本気の試合を求めながらも、八百長でしか地下で生きる術を知らないジャンクドックはそんな現実に苛立っていた。市民IDも名前さえも持たないジャンクドックはメガロボクスで本気で戦える相手を求めていた。
白都ゆき子と勇利は開通前の私有地の道路からメガロニアドームの建設の下見をしていた。そこへバイクで目的もなく走っていたジャンクドックは危うく白都ゆき子を轢きそうになってしまう。白都ゆき子に気が付き間一髪で避けたジャンクドックは盛大に転倒してしまう。そんなジャンクドックに白都ゆき子は「こちらに連絡をくださればあとのことはこちらですべて」と名刺を渡そうとする。名刺に刻まれた白都の文字にジャンクドックは怒りを爆発させてしまう。「何が本物のメガロボクスだ。威張り腐りやがって。メガロニアだかなんだか知らねぇがあんなのただの殴り合いじゃねぇか。」と。それを聞き勇利は「今の言葉を取り消せ」と前にでる。「だったら教えてくれよ。ただの殴り合いじゃねぇ、本物のメガロボクスってやつをよ」と勇利を徴発するジャンクドック。「野良犬にはわからんさ」と答え拳を構える勇利。それがジャンクドックと勇利の出会いだった。二人はその場では白都ゆき子に止められ拳を交えることはなかった。
それからしばらくして地下メガロボクスのリングの上でジャンクドックは相手が来るのを待っていた。しかしリングの上に上がった相手はメガロボクスチャンピオンの勇利だった。
感想
『あしたのジョー』原作とうたわれるだけあり、ジャンクドックのセリフ「黙って服従すること、それは臆病者の道だ。留まるか、抗うか。自分は今何をしている?ここに留まるか、ここから抗うか 俺はまだどっちもしちゃいない」等から『あした』を不思議と意識させられました。消して直接『あした』という言葉を使っているわけではないのですが、今、現在に不満があり、未来はどうだと問いかけてきます。
あしたのジョーと人物や物語の関連性はなさそうだと予想できるのですが、やはり『あしたのジョー』の要素を数多く取り入れられている部分が見られました。
ジャンクドックや勇利のキャラクターデザインは矢吹丈や力石徹とはかけ離れていますが、南部贋作は現代版丹下団平のリメイクと言ったところかなと思います。
勇利と白都ゆき子の関係はどのようなものなのか気になりました。勇利はゆき子のことをオーナーと呼び、ゆき子は勇利のことを呼び捨てにしていたところから白都コンツェルンに雇われたメガロボクサーで普段は白都ゆき子のボディーガード兼運転手といったところかなと考えています。
作中が少し昔のアニメをモチーフにしていたようなデザインをしていたので、エンディングの映像がおしゃれで少し驚きました。歌詞も物語の内容をなぞっているようで飛ばせないエンディングだなと思ってしまいました。
メガロボクス ROUND2「THE MAN ONLY DIES ONCE」
あらすじ
地下闘技場のリングの上でジャンクドッグとメガロボクスチャンピオンである勇利は向かいあっていた。ジャンクドッグの身を案じて試合を止めようとする南部贋作だったが、本人達の闘う意思や観客の熱気、許可を出した賭け試合の頭取と、もう誰にも試合を止めることはできない状況だった。
勇利はジャンクドッグに対して左手だけしか使わないというハンデを与えるが、ジャンクドッグは試合の中で次第に鋭さを増していく。ジャンクドッグの右ストレートが勇利の顔面を捉えようとしたその時、勇利は右手でガードしてしまうのだった。「お望み通り教えてやるよ、本物のメガロボクスをな」と本気になる勇利。ジャンクドッグはボディーを開けて攻撃を誘うも勇利は挑発には乗らず右ストレートをジャンクドッグの顔面に叩き込む。ジャンクドッグと勇利の試合はあっけなくも1ラウンドでジャンクドッグのKO負けという結果で幕を閉じた。
しかしリングから去る勇利へ「こんなもんかよ、本物のメガロボクスというのは」とジャンクドッグは試合の続きをやろうと言うのだった。そんなジャンクドッグに「終わりだ。俺はもう野良犬とは喧嘩はしない。ここは俺のリングじゃない」と勇利は答え、更に「本気で俺とやり合いたければ、あがってこい。俺のリングにな」と勇利は言い立ち去ってしまうのだった。
いつものように八百長試合の段取りを説明する南部贋作にジャンクドッグは「もう一度、勇利と試合がしたい。俺をメガロニアにだしてくれ」と頼み込むが、南部贋作は軽く笑い、「イカサマ」が本物になれると思っているのかと言うのだった。しかし試合にでたジャンクドッグはインカムを付けておらず、南部贋作の言う事を聞かず相手を倒してしまう。段取りの立っていた八百長試合を失敗させてしまった南部贋作は地下の賭けメガロボクスを取り仕切る藤巻に呼び出されてしまう。もう少し時間をくれと頼み込む南部贋作は藤巻の「俺のリング」という言葉を聞き、「相棒が立つのはあんたのリングじゃねぇ」とメガロニアの賞金で全部の方を付けてやるとハッタリをかますのだった。
藤巻に手を借り市民IDを偽装し、ジャンクドッグはジョーと言う名前でメガロニアを目指すのだった。
感想
勇利とジャンクドッグの初の試合はやはり力量差を見せつけるためだったと思うのですが物足りないという気持ちが大きいです。この物足りなさが物語の一番最後に待つ勇利の試合へうまく誘導されるような展開であればいいなと思います。
「明日の為になんて俺達にはねぇだよ」と言う南部贋作のセリフがありましたがやはり明日の為というものがテーマの一つのようです。しかし同様に南部贋作からハッタリ・八百長・イカサマと言ったマイナスとなるような言動があり、今後どこかで正々堂々と勇利との試合を望むジャンクドッグとぶつかるような展開も予想できます。
藤巻のキッチンでの悲鳴が謎を呼びとても怖かったです。そんな中で出されるフォン・ド・ジビエは何が材料となっているのでしょうかと考えさせられてしまいます。
第1話でもあった崖にバイクで突っ込むジャンクドッグのシーンですが、明確な説明はありませんでしたので、正確にはわかりませんがこれまで何もない毎日を過ごしていたジャンクドッグが生きていることを実感するために崖に自ら突っ込んでいたということなのかなと考えています。第2話では勇利という真の強者との試合を経験してしまったジャンクドッグはもうそんなことをする意味もなく、これからまた闘う可能性があるかもしれないから命を無駄にはできないという心境の変化もあったのかなと思っています。
ラップで現在置かれている状況を描写するシーンがありました。最近Devilman crybaby等のリメイク作品でも使われているラップシーンですが、個人的には嫌いではありません。残念ながら、共感したとか詞に状況の描写がされていてよくわかると言った感想はもてませんが、古臭くしすぎないという点でいいのではと思っています。ラップを使えば今風かと言われれば少し違うと思いますが、過去の作品に全くなかった雰囲気を取り入れるのはいいなと素直に思います。
【メガロボクス】の動画配信情報
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